新潟県、外出自粛の要請緩和 県境移動可能に

2020/6/1 18:35
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新潟県は1日から、県民に呼びかけていた外出自粛の要請を緩和した。県をまたぐ移動の自粛は、東京都や埼玉県など5都道県を除いて解禁。カラオケやスポーツジムなどのクラスター(集団感染)発生施設の利用自粛の要請も解除した。観光は「県内から徐々に」と呼びかけている。県民向けの宿泊割引きも用意し、まずは県民による県内観光の振興に取り組む。

県外から来た人に対して要請していた約2週間の外出自粛は、「体温測定など健康観察の徹底」に切り替えた。県をまたぐ移動の全面解禁は19日からとなる。接待を伴う飲食店やライブハウスの利用も19日から。

県境の市町村では、6月以降に営業を再開するホテルや旅館が多い。4月19日から臨時休業していたNASPAニューオータニ(新潟県湯沢町)は1日、一般客の宿泊営業を再開した。日帰り入浴も可能だが、レストランやプールなど一部の施設は引き続き営業を休止している。

4月20日から休業していたエンゼルグランディア越後中里(同)は6月6日に営業を再開する。再開後は休日を中心に、県内や群馬県からの予約が入っているという。ニュー・グリーンピア津南(同県津南町)は6月から営業を再開するが、7月15日までは土日のみの営業とする。

県は県内観光施設を支援するために、1日から県内在住者向けの宿泊割引きキャンペーンを始めた。1人当たり1万円以上の宿泊に対し、最大5000円を割り引く。申し込みは、宿泊予約サイト「じゃらんnet」と「楽天トラベル」から可能。密集を避けるため、申し込みは1グループ2人以上、5人以下とする。

19日からは県をまたぐ観光も可能となる。県境移動が活発になることで感染の「第2波」も懸念されるが、新潟県の花角英世知事は「利用者の新しい生活様式の実践と、事業者側の設備面での工夫などが組み合わされば、乗り越えていけると思っている」と強調する。

新潟県内では5月15日を最後に、新型コロナウイルスの新たな感染者は確認されていない。これまでの感染者数は82人で、現在の入院者は3人。

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