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北星学園大がウェブ面接設備、コロナ禍の就活支援は

キャリアデザインセンター長 岡田直人氏に聞く

北星学園大学キャリアデザインセンター長の岡田直人氏

北星学園大学(札幌市)は1962年に開校し、文学部や社会福祉学部など4つの学部を持つ総合大学。学生との電話相談など綿密なサポート体制で高い就職率を維持してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で就職活動に影響が及んでいる。コロナ禍の就活支援について、キャリアデザインセンター長の岡田直人氏に話を聞いた。

大学には計約4千人の学生が在籍しており、9割以上を北海道出身者が占める。就職先も大半が北海道内の企業や団体。2020年3月卒業の就職率は95.8%、19年3月卒の学生は98%を超えるなど近年は高い水準を保ってきた。

きめ細かい支援が高い就職率を支える。まず大学3年になると就職を希望する学生から関心のある業種や会社を聞く。就活を進めるうちに挫折して活動をやめる人が出てくるが、そうした学生1人1人に電話や面談で事情を聞く。民間企業の人事部門や人材関連会社で働いた経験を持つ職員もおり、悩み相談や求人情報の提供を通して活動の再開を促してきた。

新型コロナの影響は本学の就活に及んできた。今春に語学学校に就職予定だった学生は3月に内定が取り消された。5月には学生の登校が禁止になり、エントリーシートの添削や面接の対面指導もできなくなった。

学生からは「選考は進んでいるが本当に採用するのか」「採用予定数に変更はないのか」などと不安の声が尽きない。就活は例年、説明会やOB訪問などを積み重ねて徐々に場慣れしていくもの。今年は説明会の中止などが相次いだため、緊急事態宣言が解除され本番が始まった今でも準備不足感が残ったままの学生は多いだろう。

新卒採用の環境は近年続いてきた売り手市場からは一変する可能性もある。ここ数年の好調で、厳しい就活を経験した先輩から話を聞いたことがないのも現役学生の不安をかき立てている。

今後の採用面接では非対面の「ウェブ面接」を導入する企業が増えるとみている。そこで本学ではパソコンやマイクなどウェブ面接に必要な設備をそろえた部屋を準備した。練習用だけではなく、面接本番にも使ってもらうよう想定している。

22年卒の学生を対象にした企業の採用にも影響があるとみている。採用を控える企業がある一方で、新型コロナを機に成長する企業も出てくる。そうした企業が人を増やす姿勢を示してくれれば、志望する学生も出てくるだろう。

(聞き手は塩崎健太郎)

新型肺炎

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