越県緩和、JR系など福岡でホテルそろり再開

2020/6/1 17:20
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九州・沖縄の各県が新型コロナウイルス感染拡大に伴い要請していた県をまたぐ移動の自粛が1日、首都圏一部と北海道、北九州市を除いて緩和された。観光での誘客が緩和されるのは19日以降だが、ビジネス客は少しずつ回復が期待される。福岡県では「新たな生活様式」に合わせたサービス提供を模索しながら、JR九州系のホテルなどが営業を再開した。

JR九州系のホテル「ブラッサム福岡」は1日、営業を再開した(福岡市)

JR九州ホテルズ(福岡市)はJR博多駅(同市)近くの「ブラッサム福岡」や、大分県別府市など3カ所のホテルの営業を1カ月超ぶりに再開した。ただ6月の予約は少なく「現時点では稼働率が1ケタ台」という。

ブラッサム福岡では当面は県内客の利用を見込み、同日、県民を対象に料金を最大半額ほど割り引くプランを始めた。「自粛疲れした人やテレワーク需要に応えながら、県外客が増えることを期待したい」という。

近鉄・都ホテルズ(大阪市)が運営する都ホテル博多(福岡市)は5月28日に営業を再開した。同社は「車で2時間圏内の顧客が中心で、当面は域外客の積極的な呼び込みはしない」という。

福岡・中洲で宿泊施設を運営する九州ディベロップメント(福岡市)では「6月中旬以降の予約では、関東圏の宿泊客も入り始めた」という。19日からは近隣県の利用客向けの広告を始める。

アパグループ(東京・港)とティーケーピー(TKP)が5月下旬に福岡市天神で新規開業したホテルでは「宿泊客が増えてきた。遠方からとみられる大きな荷物を持った人もいる」という。

新たな生活様式に合ったサービスの模索も続く。ホテルオークラ福岡(福岡市)は1日、宿泊者へのダイニングでの朝食提供を再開したが、いわゆる「3密」を回避するため、宴会場の予約は「各部屋の定員の3割ほど」(同社)で受け付ける。3日には館内のジムも再開するが、サウナ室は閉鎖する。都ホテル博多でもレストランでのビュッフェ形式の食事提供をやめている。

一方、感染者が再び増えている北九州市では、JR九州ホテル小倉(北九州市)など、再開メドが立っていない。

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