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ホヤパウダーで被災地PR 「本物食べに来て」、岩手

東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市を支援してきた浅間勝洋さん(39)=横浜市出身=が、ホヤを粉末にした「ホヤパウダー」を発売した。新型コロナウイルスにより観光客が激減する中、陸前高田のホヤで活気をもたらそうと考えた。「パウダーで味わい、次は『本物を食べに行こう』と思ってもらいたい」と意気込む。

ホヤを粉末にした「ホヤパウダー」を開発した東北株式会社の浅間勝洋さん(5月15日、岩手県陸前高田市)

2011年3月は首都圏で暮らしていた。母と離婚した父の実家が陸前高田と震災直後に初めて知り、約1週間後に足を運んだ。被災地の姿に「空襲を受けた戦後の日本ってこんな姿だったのだろうか」と息をのんだ。

ヘアメークアーティストやカメラマンらをマネジメントする会社の同僚と、5月から避難所を訪れボランティアで被災者に化粧をして回った。約5年、毎週のように被災地に行く中でNPO法人「笑顔プロジェクト」を立ち上げ、写真撮影を通じて住民を笑顔にしようと取り組んだ。

被災地では復興のアイデアはあるが、人手が足りない。それならば自分でやろうと19年3月11日、陸前高田に「東北株式会社」を設立し、レンタカー事業を始めようと同12月に単身で移った直後、新型コロナが流行。「今だからできることは」。地元の人と話す中でホヤに着目した。

陸前高田市の広田湾のカキやホタテは知名度があるが、ホヤはあまり知られていない。高い栄養価も魅力に感じた。飲食店で使ってもらい、客が味わうことで広田湾のホヤに興味を持ち、足を運んでもらうのが狙いだ。

「父の故郷であり訪れるたびにここで仲間が増えていった。被災地の力になりたいと思っていたが、逆に自分が支えられている」と笑顔で話す。今後、市内でも土産品として取り扱う予定だ。

現在はインターネットで販売。アドレスはhttps://tohokustore.official.ec/

〔共同〕

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