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大手企業の採用選考解禁 ウェブ面接に切り替え

2021年春に卒業する大学生・大学院生を対象にした採用選考が1日解禁され、大企業などで本格的に面接が始まった。新型コロナウイルスの感染リスクを考慮し、面接をウェブに切り替えたケースが多い。首都圏のビジネス街ではリクルートスーツ姿の学生もまばらだった。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、例年とは違う制約のもとで就活シーズンが山場を迎えている。

三井住友海上火災保険では午前9時にウェブで面接を開始。面接官がタブレット端末に映し出された学生とやり取りをした。同社では1次面接から最終面接まで全てをウェブで実施し、内定を出す。1日は全国で千人以上が参加する。

三菱商事も初期面接をウェブで実施。従業員は原則在宅勤務のため、面接官の8割程度が自宅から参加した。「熱意などで人物像をきちんと見極めたい」(同社)との判断から、最終面接のみ対面で実施する予定だ。

政府の定める就活ルールでは、かつての経団連ルールを引き継ぎ、6月1日を選考解禁日としている。実際にはインターンシップ(就業体験)の参加者などを対象に早期選考を実施している企業も多い。一方、新型コロナの影響で採用活動を一時中断するケースも見られた。大手就職情報会社ディスコ(東京・文京)がまとめた内定率は、5月1日時点で前年同月比0.9ポイント減の50.2%にとどまっている。

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