都内の学校、3カ月ぶり再開 通勤混雑「増えた」の声

2020/6/1 11:05 (2020/6/1 13:21更新)
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分散登校し、間隔を空けて座る児童(1日、東京都豊島区)

分散登校し、間隔を空けて座る児童(1日、東京都豊島区)

緊急事態宣言の全面解除後初の週明けとなった1日、東京都内で多くの公立学校が約3カ月ぶりに授業を再開した。都は同日から、商業施設など幅広い業種で休業要請を解除する「ステップ2」に移行。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎながらの「新しい日常」に向けた動きが本格化する。

豊島区立富士見台小学校では午前8時すぎ、傘を差した児童らが次々と登校した。教師らは体温計や消毒液を手に「休み中は元気にしていたかな」と笑顔で出迎えた。

北九州市の小学校で集団感染が発生するなど、教室での感染防止は大きな課題だ。富士見台小ではこの日は2・4・6年生が2グループに分かれる分散登校で、児童らは前後左右の席を1つずつ空けて着席した。酒井由江校長は「児童らが安心して学校生活を過ごせる環境づくりに努めたい」と話す。

4年生の女児(9)は「久しぶりに朝早く起きるのがつらかったけど、友達と会えてうれしかった」と笑顔をみせた。

東京都では1日、休業要請の解除行程を3段階で示す「ロードマップ」のうち、商業施設や映画館など幅広い業種への要請が解除される「ステップ2」がスタートした。

3月から営業を休止していた東京スカイツリー(東京・墨田)も1日午前に営業を再開した。入り口で来場者の体温をサーモカメラで計測し、展望台のカフェではフェースシールドや手袋を付けた店員が接客した。人の密集を避けるため、エレベーターの定員を通常の半分にするなどして対応する。

東京・丸の内のオフィス街では「通勤電車の混み具合がさらに増した」との声が多く聞かれた。東京メトロ東西線の駅員は「時差出勤で分散はしているが、全体として乗客が先週より1割ほど増えた印象」と話した。「ステップ2」になったことで出勤頻度が増えるという金融機関勤務の男性(24)は「テレワークに慣れてきたところだったので、通勤が負担に感じる」と語った。

3月末から在宅勤務を続け、約2カ月ぶりの出勤という製造業の会社役員男性(61)は、新型コロナを受けて社内の押印手続きがなくなったといい「これからは出社と在宅のハイブリッド体制の勤務形態を進めていきたい」と話した。

システムエンジニアの40代女性は、この日から再開した保育園に1歳の娘を預けて通勤。「子どもの面倒を見ながら在宅で仕事をするのは大変だった」と振り返った。

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