韓国輸出23.7%減 5月 貿易収支は黒字に転換

2020/6/1 10:48
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【ソウル=細川幸太郎】韓国政府が1日発表した5月の貿易統計(速報値)によると、輸出額は前年同月比23.7%減の348億ドル(約3兆7570億円)だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で需要が急減し、自動車や機械、石油化学が落ち込んだ。主力の半導体は前年同月比プラスとなり、貿易収支は2カ月ぶりに黒字に転換した。

自動車は前年同月比54%減と大きく落ち込んだ(ソウル郊外の輸出港)=ロイター

輸出の主要品目を金額の大きい順にみると、半導体は7%増、一般機械は28%減、石化は34%減、自動車は54%減、鉄鋼は35%減だった。中国を除く多くの市場で経済活動がストップしており、韓国内の伝統的な重厚長大型の産業を直撃した。国別では、輸出金額の25%を占める最大輸出先の中国が前年同月比2.8%減と、落ち込み幅が減少傾向にある。

半導体は新型コロナが流行したことで需要が増加した。オンライン会議や遠隔授業が世界的に普及し、データ通信量の増大でデータセンターの増強需要が高まったためだ。サムスン電子など韓国勢が世界シェアの過半を占める半導体メモリーが好調だった。コンピュータの輸出も83%増と大きく伸びた。

バイオヘルスの分野も59%増と好調だった。韓国は世界に先駆けてPCR検査の大量導入を進めており、防疫用品の国産化を急いできた。国内の感染者数が4月以降は減少傾向にあったため、防疫用品の輸出拡大に取り組み、同分野の輸出増につながった。

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