G7サミット延期、9月以降に トランプ氏意向

2020/5/31 12:23
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トランプ米大統領はG7サミットを9月に延期する意向を表明した=AP

トランプ米大統領はG7サミットを9月に延期する意向を表明した=AP

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は30日、6月下旬にワシントンでの開催をめざしていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)を9月に延期する意向を明らかにした。ロシアと韓国、オーストラリア、インドの招待も計画していると表明し「G10、G11になるかもしれない」と述べた。G7の枠組みを巡る議論が再燃しそうだ。

大統領専用機内で記者団に語った。2020年は米国がG7の議長国を務める。安倍晋三首相は出席の意向を表明したが、ドイツのメディアによるとメルケル独首相は訪米しない方針を示した。

トランプ氏はG7の枠組みについて「世界を適切に代表しているとは思えない。時代遅れの集まりだ」と述べ、枠組みの拡大が必要との認識を示した。ウクライナのクリミア半島併合への対抗措置として14年に主要8カ国(G8)から追放されたロシアを復帰させるべきだとかねて主張してきた。

開催時期に関しては、国連総会が予定される9月中旬ごろの可能性に言及した。ただ、11月3日投開票の米大統領選の後になるかもしれないとも述べた。

トランプ氏周辺によると、今回の枠組み拡大には中国にどう対処するかを議論する狙いもあるという。同氏は米国で多数の死者を出している新型コロナウイルスの感染拡大で中国責任論を唱えており、大統領選の集票狙いで対中強硬に傾斜している。選挙に近い時期に有権者に自らの姿勢をアピールする狙いもうかがえる。

G7サミットは6月10~12日にワシントン近郊の大統領山荘「キャンプデービッド」で開く予定だったが、新型コロナの影響でテレビ会議方式による開催に変更された。その後、トランプ氏が再び対面式の開催に意欲を示して6月25、26両日にホワイトハウスで開く方向で調整が進んでいた。

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