北九州で新たに16人感染 8日連続、計85人
(更新)

新型コロナウイルスの感染者が再び増えている北九州市は30日、新たに16人の感染を確認したと発表した。再び感染者が確認されるようになった23日以降では、8日連続で計85人の感染者が出たことになる。30日に確認された新規感染者のうち11人は無症状だった。

16人の新規感染者は20~40代の医療スタッフの男女計9人のほか、特別支援学校の30代男性教諭や男子小学生など。このうち11人は29日までに確認されている感染者の濃厚接触者だった。
30日に感染が判明した9人の医療スタッフはクラスター(感染者集団)が発生している北九州総合病院(同市小倉北区)に勤務している。市によると、このうち女性2人が市内の同じ認可保育園に子供を預けており、市は31日に園舎を消毒する。保育園は6月1日から当面の間、休園する。
感染拡大に伴い、このほか小中学校4校と特別支援学校1校の計5校の閉鎖が決まっている。
北九州市では4月30日から5月22日まで3週間以上、感染者が見つかっていなかったが、23日以降は状況が一変。北橋健治市長は同市の状況について感染拡大の「第2波のまっただ中にある」との認識を示している。