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ハイフラックス、中東企業との出資合意が失効

【シンガポール=谷繭子】経営破綻したシンガポールの水処理企業、ハイフラックスは29日、再建のスポンサーとなるはずだったアラブ首長国連邦の民営公益事業大手、UTICOとの合意が失効したと発表した。4億シンガポールドル(約320億円)の支援で合意済みだったが、UTICOが26日に合意条件の変更を言い渡していた。破綻から2年が過ぎたが、合意の撤回で再建を巡る迷走がさらに長引きそうだ。

両社は2019年11月に出資計画で合意していたが、4月の予定だった債権者集会は新型コロナウイルス対策の活動制限で延期となった。手続きが滞るなか、UTICOが26日、債権者への返済を合意していた現金ではなく、自社株とハイフラックス株で支払うと一方的に発表した。

ハイフラックスは従来の合意をいったん失効させる一方、UTICOの新提案を検討しているという。不透明感が強まり、債権者からは反発の声も出ている。

一方、スペインの水処理会社などもスポンサーに手をあげており、ハイフラックスはこれらとの交渉も継続すると述べた。ただ新型コロナが経済に打撃を与えており、新たな提案では条件の悪化が懸念される。

ハイフラックスはシンガポールを代表する水処理企業だったが、大型投資をした発電事業で失敗、18年5月に28億シンガポールドルにのぼる債務を抱えて破綻した。インドネシアの財閥サリム・グループからの出資計画は破談となった。ハイフラックスが裁判所から認められた支払い猶予は7月末が期限だ。

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