国連安保理、香港で非公式協議 米「中国は国際法違反」

2020/5/30 3:46 (2020/5/30 5:04更新)
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【ニューヨーク=大島有美子】国連安全保障理事会は29日、中国による香港国家安全法の制定方針をめぐり、オンラインの非公開会合で協議した。米英が議題として取り上げるよう要請した。会合後、米国のクラフト国連大使は「中国共産党は香港の生活と自由を奪おうとして国際法に違反している。こうした行為を安保理は許していいのか」との声明を発表した。

中国による香港国家安全法の制定方針を巡り、国連安保理でも議論した(27日、香港)=ロイター

安保理全体としての声明は出さなかった。英国の国連代表部は「法律が制定されれば、香港社会の分断を深めることになり、深く憂慮している」と述べた。

一方で中国の国連代表部はツイッターに「米英の試みは失敗した」と投稿するとともに、「公式や公開の場において議論はなされず、なんの結論も出ていない」と強調した。

米国は27日に香港安全法について安保理で公開の緊急会合を開くよう要請したが、安保理常任理事国の中国は「安保理の任務ではない」「中国の内政問題に干渉するような行為には反対し続ける」などと拒否した。公開会合の開催に必要な理事国の賛成が集まらなかったとみられ、29日は非公開の協議という形をとった。

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