タイ、マッサージ店など再開へ 第3弾の活動制限緩和

2020/5/29 23:33
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【バンコク=村松洋兵】タイ政府は29日、新型コロナウイルス対策で導入した経済活動制限について第3弾の緩和を決定した。6月1日から古式マッサージ店や映画館の営業再開を認める。2週間ごとに新規感染者数の推移をみて緩和対象を広げており、次回の6月中旬にすべての商業・娯楽施設の再開を検討する。

マッサージ店は営業停止が続いていた(17日、バンコク)=小高顕撮影

一部の施設は再開の条件として制約を設ける。映画館の入場者は200人以下とし、スポーツ競技場は練習だけ認め試合は禁止する。夜間外出禁止令は午後11時から午前3時までとし、従来より1時間短縮した。

タイ政府は3月末の非常事態宣言に合わせて活動制限を全土で導入し、生活必需品を扱う店舗以外は営業を禁じた。新規感染者数の減少を受け、5月3日に第1弾の緩和としてレストラン内での食事や理髪店の営業を認めた。17日には百貨店やショッピングモールが再開している。

過去に集団感染が発生したナイトクラブやボクシングスタジアムは今回も再開を見送った。レストランでの飲酒も禁止を継続する。2週間後の感染状況をみて判断する。

タイでは4月末以降、1日当たりの新規感染者がおおむね10人未満に抑えられている。5月29日時点の累計感染者数は3076人、死者は57人で、周辺のインドネシアやマレーシアに比べて少ない。

しかし、陸軍出身のプラユット首相は非常事態宣言の期限を5月末から6月末に延長した。感染の第2波に備えるという名目だ。野党からは権力維持に利用しているとの批判が上がっている。

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