中国配車の滴滴、ソフトバンクG系から5億ドル調達

2020/5/29 20:43
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【北京=多部田俊輔】中国配車アプリ最大手の滴滴出行(ディディ)は29日、自動運転技術を開発する傘下企業が、ソフトバンクグループ(SBG)などから5億ドル(約540億円)超を調達したと発表した。中国の自動運転分野の企業では最大規模だという。調達した資金で開発を加速し、自動車大手などとの協力を進める。

滴滴の自動運転技術の開発車両

資金を提供したのはSBG「ビジョン・ファンド」の第2ファンドなど。SBGからはディディ本体も出資を受けている。

滴滴は2016年に自動運転技術の開発に着手し、19年8月に自動運転技術を手掛ける部門を分社化した。自動運転技術の開発には巨額の資金が必要なため、自動車メーカーなど他社との連携をしやすくする思惑があった。外部からの資金調達は初めてとしている。

技術開発では道路や信号など交通インフラとの連携を加速する。次世代通信規格「5G」や人工知能(AI)、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」などの先端技術を駆使した総合的な技術の開発も進めるとしている。

滴滴は北京市、上海市、江蘇省蘇州市のほか米カリフォルニア州で公道を使って自動運転技術をテストする許可を得ている。電気自動車(EV)向けの充電設備の整備や金融も含めた総合的なサービスの展開も検討している。

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