「ようやく一歩、でも不安」再開予定の塾やジム関係者
(更新)
6月1日から休業要請が緩和される対象のスポーツジムや学習塾の関係者からは29日、安堵の声が広がった。

「やっとかという思い。苦しい1カ月半だった」。都内にあるパーソナルトレーニングジム2店舗を6月1日から再開するエイジレスフィット(横浜市)の六崎健太朗社長は胸をなで下ろす。
営業再開に向けて利用者に検温してもらったり、トレーナーが体を触らず距離を取って指導したりする感染対策に力を入れてきた。六崎社長は「やりすぎぐらいの意識で対策を徹底していきたい」と話す。
6月以降の予約は平常時の4割程度にとどまり、今後感染が広がらないかどうか不安も募る。「オンラインでのトレーニングを充実させるなど、サービスを見直していく必要があるかもしれない」と話した。
1日から対面授業を再開する学習塾の男性講師(42)は「講師や友達に会いたいという生徒からの声もあった。感染対策を徹底して教室を開きたい」と語る。講師はフェースシールドを着用して授業を行うなど感染対策に細心の注意を払う。それでも「正直、(都内で)感染が完全に収まったわけではない。本当に大丈夫なのかとの不安もある」と漏らした。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?