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業績ニュース

商品先物3社が最終損益改善 前期、金上昇追い風

2020/5/29 20:00
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商品先物取引を手掛ける主要上場4社の2020年3月期決算が29日出そろい、3社で最終損益が改善した。金の先物価格の上昇で個人投資家の取引が好調に推移し、売買手数料を伸ばす企業が目立った。ただ今期は各社とも新型コロナウイルスの影響で営業活動が滞っており、業績の先行きは楽観できない。

豊商事は連結純利益が前の期より4割増え、3期連続の黒字となった。主力の金先物取引が好調で全体の手数料収入が16%増。第一商品も貴金属を中心に売買を伸ばし、単独税引き利益が10倍に膨らんだ。金先物は米中貿易摩擦や世界的な金融緩和を背景に値上がりが続き、年度を通した円建ての上昇率が2割を上回った。「金額の大きい1キロ単位の標準取引がけん引した」(豊商事)

小林洋行は連結子会社フジトミで外国為替や株価指数の証拠金取引の手数料収入が増え、赤字幅が縮小した。商品先物全体は低調だったが、年明け以降の相場急変もあり年度末にかけて売買が持ち直した。岡藤ホールディングスは調停の和解金や人員増強に伴うコスト増で最終減益となった。

21年3月期の業績予想は全社が非開示。緊急事態宣言が発令された4月以降は各社とも対面営業や投資セミナーを縮小しており、新規の顧客獲得が進んでいない。

7月下旬には貴金属や農産物の先物市場が東京商品取引所から日本取引所グループの大阪取引所に移り、「総合取引所」のもとで株式投資家などのマネーを呼び込む考え。だが第一商品が不正会計で取引参加資格を得るメドが立たず、日産証券への事業譲渡に追い込まれた。市場移管の目前の混乱が市場振興に悪影響を及ぼす懸念もある。

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