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大東銀行「寝耳に水」 SBIが株17%取得へ

福島県郡山市が地盤の大東銀行の本店(郡山市)

福島県郡山市が本拠の第二地銀、大東銀行は29日、ネット証券大手のSBIホールディングス(HD)が同社株式の17.14%取得し、筆頭株主になると発表した。筆頭株主の不動産会社から保有株の大半をSBIに譲渡するとの連絡があったという。SBIは同じ第二地銀の福島銀行と資本業務提携したばかりで大東銀には驚きの声が広がった。

大東銀の鈴木孝雄社長は29日、「筆頭株主の異動はここにきて聞いた話で驚いています。全ての株主に情報提供などを通じコミュニケーションを図っていく所存です」とのコメントを発表した。別の幹部は「SBI側から事前に連絡はなく寝耳に水だった」と語る。

SBIは今回の株式取得の目的を「純投資」と発表した。

大東銀の発表によると、株式を譲渡するのは東証2部上場でマンション分譲などを手掛けるプロスペクト。18.87%保有していた大東銀株の大半を譲渡する。

SBIは「地銀連合構想」を掲げ、1月には福島市本拠の第二地銀の福島銀行の増資を引き受けた。同行は地銀連合の主要メンバーになる見通しだ。大東銀は自主独立路線を掲げ、15日には今後3年間の中期計画を発表したばかり。

一段の再編が進むかは今後のSBIの動きが焦点になる。

帝国データバンクの福島県内企業のメインバンク調査では、首位は東邦銀行の40.6%、2位が大東銀で9.8%、3位は福島銀で8.3%だった。福島銀が2018年3月期に30億円超の当期損失を計上したのに対し、大東銀は過去3期は毎期10億円程度の当期利益を計上している。

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