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ボストン・マラソン中止 124年の歴史で初、参加料返金

【ニューヨーク=大島有美子】世界最古のマラソン大会「ボストン・マラソン」の運営団体は28日、9月14日に予定していた実地開催を中止すると発表した。中止は124年の歴史で初めて。新型コロナウイルスの感染拡大で例年の4月開催予定を9月に延期していたが、感染防止や移動手段などを考慮し、困難と判断した。参加者向けに9月中旬にバーチャル(仮想)大会を催す。

ボストン・マラソンは1897年に始まった著名なマラソン大会で、多くの市民ランナーも参加する。2019年は約3万人が参加した。13年4月の大会ではゴール付近で爆弾テロがあり、観客の3人が死亡、200人以上が負傷した。

ニューヨークやロンドンなどと並ぶ世界6大マラソン大会の1つに数えられる。3月の東京マラソンは一般ランナーなしで開催しており、全面的な中止発表は初めてとなる。

運営団体は「地域住民や参加者、観客、支援者らの健康と安全が最優先だ」とのコメントを出した。参加料は全額返金される。ボストン・マラソンには日本人も多く出場しており、18年には公務員だった川内優輝氏が優勝、1987年の瀬古利彦氏以来のトップを飾った。

ボストンのあるマサチューセッツ州では28日時点で9万5000人が新型コロナに感染した。全米の州別では5番目に感染者数が多く、カリフォルニア州に次ぐ。1日当たりの感染者数は減ってきているが、大会を開けば第2波を招きかねない。航空各社が減便している中で、世界中からランナーが訪れるための交通手段の確保も厳しい状況だ。

ボストン・マラソンの中止は他のマラソン大会にも影響を与えそうだ。米国では10月にシカゴ、11月にニューヨークでそれぞれマラソン大会が予定されているが、両大会とも開催するかどうかの判断は明らかにしていない。9月末に予定するベルリン・マラソンも「これまで通りの開催は不可能」として、詳細を検討中だ。4月に開催予定だったロンドン・マラソンは10月に延期されている。

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