マンモス60頭の骨を発掘 メキシコの新空港建設地で

2020/5/29 5:11 (2020/5/29 5:27更新)
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発掘されたマンモスの骨(26日、メキシコ州スンパンゴ)=ロイター

発掘されたマンモスの骨(26日、メキシコ州スンパンゴ)=ロイター

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)は、首都メキシコシティ郊外で、約60頭のマンモスの骨を発見したと発表した。新空港の建設現場で見つかった。太古には沼地だった場所で、マンモスは抜け出せなくなったようだ。新空港内に博物館を設けることを提案している。

メキシコ州スンパンゴで見つかったのは、1万2千年前に終わった氷河期に生息していたコロンビアマンモス種とみられる。1頭の体重はおおよそ20トンと、肉食恐竜の代表格であるティラノサウルス・レックスの2倍以上に相当する。

発掘現場は新空港建設予定地にある(26日、メキシコ州スンパンゴ)=ロイター

発掘現場は新空港建設予定地にある(26日、メキシコ州スンパンゴ)=ロイター

発掘を担当した考古学者のペドロ・サンチェスナバ氏はAP通信の取材に、古代人が「沼を自然のワナとして活用していた可能性がある」と指摘した。

INAHは30人の考古学者で調査を進めている。2019年11月には、今回の発見場所に近いメキシコ州トゥルテペックで、少なくとも14頭分のマンモスの骨も発見された。

今回のマンモスの骨は、メキシコ政府が22年に完成を予定するサンタルシア空港の建設地で見つかった。現在の軍用空港に、民間用滑走路や旅客ターミナルを建設する。

ペニャニエト前政権はメキシコ州テスココで新空港建設を進めていたが、18年12月に就任したロペスオブラドール大統領は、費用が過大として工事を中止して、現在の計画に切り替えた。

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