米、中国人留学生のビザ取り消しか 軍関与など一部 米紙報道

2020/5/29 4:26
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【ワシントン=永沢毅】米紙ニューヨーク・タイムズは28日、トランプ政権が米国に滞在する一部の中国人の留学生や研究者の査証(ビザ)の効力の停止を検討していると報じた。対象は中国の人民解放軍の影響下にある大学と結びつきのある大学院生や研究者らで、研究成果などの知的財産の窃取を防ぐ狙い。

米国は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の強権手法への批判を強める(写真は28日の全人代)=AP

ロイター通信は今週中にも発表する見通しだと伝えた。対象者は米国に36万人いる中国人留学生のうち、約3000人に及ぶとの試算もある。同紙は対象が拡大する可能性があると指摘している。

米国への留学生で中国人は全体の3分の1を占めて国別で最大。今回の措置は学費収入の減少や研究活動への支障を懸念する米国の大学からの批判を招きそうだ。トランプ政権は2018年にハイテク分野で学ぶ中国人大学院生へのビザの有効期間を5年から1年に短縮するなどビザの規制も強化している。

香港情勢を巡って対立を深める米中関係に新たな火種となる。

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