英グラクソ、ワクチン強化剤を10億回分生産へ 21年中に

2020/5/29 0:29
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【ロンドン=佐竹実】英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は28日、新型コロナウイルスワクチンの強化剤である「アジュバント」を、2021年中に10億回分生産すると発表した。アジュバントを添加することでワクチンの一回の投与量を減らせるほか、投与後の体内の免疫反応を高める効果もあるという。

英グラクソ・スミスクラインは新型コロナワクチンの強化剤「アジュバント」の生産を急ぐ=ロイター

GSKが開発するアジュバントの技術は、09年の新型インフルエンザ流行の際にも効果が確認された。一回分の投与量を減らせば、その分多くの人にワクチンを行き渡らせることができる。技術は外部にも提供する予定で、すでに欧米と中国のワクチン製造業者などと提携しているという。

GSKのワクチン事業のトップ、ロジャー・コナー氏は「我々のアジュバント技術は新型コロナワクチンの規模拡大や効率化を助け、多くの人を守ることにつながる」と話している。

新型コロナの感染拡大に歯止めがかからない中、世界の製薬大手や研究機関が新型コロナワクチンの開発を急いでいる。GSKは仏サノフィなどと共同で新型コロナワクチンを開発している。

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