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日産最終赤字6712億円、20年ぶり規模 「生産2割減」

日産自動車が28日発表した2020年3月期の連結決算は、最終損益が6712億円の赤字(前の期は3191億円の黒字)だった。構造改革費用を約6000億円計上したほか、新型コロナウイルスの感染拡大などでの販売減が響いた。世界の生産能力を2割減らすなどの改革で固定費を21年3月期までに3000億円減らす。

日産の最終赤字はリーマン・ショック直後の09年3月期以来、11年ぶりとなる。赤字額はカルロス・ゴーン元会長のもと経営の再建を進めていた00年3月期(6843億円)に次ぐ規模となる。

24年3月期までの中期経営計画では、最終年度の販売目標は20年3月期(11%減の493万台)と大きく変わらない537万台と設定。規模より効率重視にシフトし、世界の生産能力を19年3月期の年間720万台から2割削減し、540万台にする。インドネシアの工場を閉鎖するほか、スペインの工場も閉鎖に向け協議を始めた。

車種も中型車と電気自動車(EV)、スポーツ車に集中し、2割削減する計画だ。固定費は21年3月期までに、19年3月期比で3000億円削減し、この水準を維持し続ける。22年3月期に売上高営業利益率を2%、24年3月期には5%にまで回復させる計画。構造改革に関わる費用や減損損失の総額は20年3月期で約6000億円になる。

前期の売上高は15%減の9兆8788億円、営業損益は404億円の赤字(同3182億円の黒字)だった。主力市場の北米ではフルモデルチェンジまでの期間が長期化し、販売面で苦戦を強いられている。

20年に入ってからは新型コロナで世界で外出規制などが広がり、販売が減少。米国の販売金融事業で貸倒引当金を計上したことなども合わせ、コロナ影響が約1000億円を超える減益要因となった。

21年3月期の業績予想は未定とした。4月以降、日欧米などの工場が休止。5月からは生産再開の動きも出ているが、在庫調整で本格稼働には至っていないケースが多い。

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