スズキの4月世界生産87%減、過去30年で最大

2020/5/28 15:00
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スズキが28日に発表した4月の四輪車生産・販売統計(速報値)によると、世界生産は前年同月比87%減となった。下げ幅は過去30年で最も大きいという。新型コロナウイルスの感染拡大で、国内外の主要工場の操業停止を余儀なくされた。

海外生産は5598台と97%減った。主要な海外工場では主力のインドと、パキスタンの生産がゼロ台。ハンガリーは79台にとどまった。インドネシアは67%減の2946台、タイは92%減の289台だった。

国内生産は2万8417台と65%減った。下げ幅は東日本大震災が起きた11年3月(60%減)を上回る。国内販売も3万1975台と45%減。国内工場の稼働が止まり供給量が不足したほか、新型コロナによる外出自粛も打撃となった。

海外での外出制限や企業活動の規制緩和を受け、停止していた主要工場は再開を始めている。インドは25日までに全工場が再稼働。再開時期未定のパキスタンを除き、ハンガリーやインドネシア、タイも再開した。

ただ、新型コロナによる経済への打撃で、世界的に消費が冷え込むリスクが高い。世界各地で感染流行の第2波、第3波も想定される。鈴木修会長は「インドのコロナショックは続くだろう」などと指摘する。生産の本格的な回復にはかなり時間がかかりそうだ。

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