NYダウ続伸、2万5000ドル台回復 経済活動の再開期待

2020/5/28 5:10 (2020/5/28 5:46更新)
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【NQNニューヨーク=川内資子】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比553ドル16セント(2.2%)高の2万5548ドル27セントと節目の2万5000ドルを上回り、3月6日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値で終えた。米経済活動の再開期待を支えに、金融など景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

ニューヨーク市のデブラシオ市長は26日、6月前半から段階的な経済再開に入る可能性を示唆した。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は27日、新型コロナの感染の「第2波」を避けられる可能性があると指摘した。映画・娯楽のウォルト・ディズニーがフロリダ州のテーマパークの営業を7月に再開する計画を公表するなど、企業の営業再開に向けた動きも広がり、米経済活動が早期に正常化するとの期待が強まった。

欧州株が軒並み上昇したのも投資家心理を上向けた。欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、新型コロナの影響で落ち込んだ経済を支えるため、7500億ユーロの基金創設を含む復興計画を公表した。財政規律を重視する国が反対しており、実現には不透明感は残るが、具体策が公表されたのが好感された。

個別株ではクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが7%上昇し、金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースも連日で大きく上げた。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品大手のスリーエム(3M)も高い。百貨店や衣料品チェーンなどの小売株、空運など旅行関連株も軒並み買われた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は44.36ポイント(1.5%)高の3036.13と3月4日以来の高値で終えた。節目の3000と200日移動平均を明確に上回り、投資家の強気姿勢を促したとの指摘があった。

ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同72.14ポイント(0.8%)高の9412.36と2月21日以来の高値で終えた。インテルなど半導体株が買われた。「巣ごもり消費」の恩恵を受けるとして買われてきたネット通販のアマゾン・ドット・コムなど大型株の一角は下げ、指数の上昇率はダウ平均に比べ小幅だった。

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