第2波の備え綱渡り 日本のワクチン予算、米に見劣り
(更新) [有料会員限定]
政府が27日決めた2020年度第2次補正予算案は、新型コロナウイルスの第2波に備えるため、国内でのワクチンの開発・生産や医療体制の構築を支援する費用を盛り込んだ(「資金繰り支援、官民で94兆円 2次補正予算案決定」参照)。ただコロナ対策の決定打となるワクチン開発の予算は日本の数倍に上る米国などに比べて見劣りする。患者を重点的に受け入れる病院の確保も遅れている。第2波への備えは時間との闘いになる可能性があるが、綱渡りになる不安が残る。
2次補正予算案にはワクチンを早期に実用化するための体制整備として1455億円、開発に500億円を盛り込んだ。1次補正予算では開発支援の100億円にとどまっていた。
開発と生産体制の整備を並行して進める。すぐに量産できるよう、あらかじめ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?