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米メルク、新型コロナのワクチン2種開発 買収や協業で

【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手メルクは26日、事業買収や研究機関との協業により、新型コロナウイルスの予防ワクチン2種を開発すると発表した。既に研究が進むワクチン候補を取り込み早期の実用化と量産を目指す。新型コロナの治療薬の分野でも、米バイオ企業との連携を打ち出した。

米メルクの社名ロゴ=ロイター

メルクはオーストリアの非公開企業テミス・バイオサイエンスを買収する。買収金額は公表していない。テミスは免疫の仕組みを利用した治療法やワクチン開発に強みを持つ。

3月にはワクチン開発を推進する国際機関、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)から資金援助を得て、新型コロナのワクチン開発を進めると発表していた。このワクチンは2020年内に臨床試験(治験)開始を見込む。

メルクは米国に本部を置く非営利の国際組織「国際エイズワクチン推進構想(IAVI)」とも協業する。IAVIが開発を進める新型コロナのワクチンについて、メルクが開発の迅速化や治験プロセスを支援する。

一方、新型コロナの治療薬の分野では米バイオ医薬のリッジバック・バイオセラピューティクスと連携する。メルクのケネス・フレージャー最高経営責任者(CEO)は「(ワクチンや治療薬を)幅広い地域に適切な価格設定で供給できるようにする」と述べた。

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