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NY証取、立会場を2カ月ぶり再開 ダウは一時600ドル高

【ニューヨーク=宮本岳則】ニューヨーク証券取引所は26日、立会場を約2カ月ぶりに一部再開した。トレーダーの入場数を制限するなど安全面に配慮しながら、段階的に正常化を進める。新型コロナウイルスの感染拡大防止で3月下旬から閉鎖し、全面的な電子取引に移行していた。この日のダウ工業株30種平均は寄り付きから買い優勢で始まり、上げ幅は一時、600ドルを超えた。

26日、マスクをつけて業務についたニューヨーク証券取引所のトレーダーら=ロイター

26日に再開初日を迎えたNY証取には、ニューヨーク州のクオモ知事がマスク着用で駆けつけ、取引開始のベルを鳴らした。この日の米国株式市場では世界的な経済再開の動きに加え、ワクチン開発の進展を好感し、朝方から買い注文が集まった。ウォール街の象徴的存在であるNY証取の再開も、株式市場の雰囲気を明るくした。

NY証取は立会場の再開にあたり、感染拡大防止策を講じた。取引に参加するトレーダーの人数を抑えるほか、入場者には検温やマスクの着用、人と人とが一定距離を保つ「ソーシャルディスタンス」の徹底を求める。通勤中の感染リスクを抑えるため、公共交通機関の利用を禁止するという。売買動向を監視する「指定マーケットメーカー」は当面、自宅から業務を続ける。

NY証取は3月23日から立会場を閉鎖し、全面的な電子取引に移行していた。トレーダーにコロナ陽性反応が出たこともあり、予防的な措置に踏み切った。過去に立会場を閉鎖したのは、1914年の第1次世界大戦、63年のケネディ大統領暗殺、2001年の米同時テロ、12年のハリケーン・サンディ災害時の4回のみだった。

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