ロシア、延期の軍事パレードを6月24日に開催へ

2020/5/26 22:46
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【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領は26日、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた第2次大戦での旧ソ連の対ドイツ戦勝75年の軍事パレードを6月24日に実施すると表明した。同日は1945年に初めて戦勝パレードが開かれた日にあたる。当初は5月9日に実施予定だった。早期の開催で新型コロナの収束を印象づけるとともに、国威発揚を図るとみられる。

プーチン氏は延期となっていた対独戦勝パレードを6月24日に開くと表明した(26日、モスクワ郊外)=ロイター

26日に開いたショイグ国防相とのテレビ会議で明らかにした。プーチン氏は「全国的に状況は安定している」と述べ、戦勝パレードの準備開始を指示した。全国各地でパレードと同日に開かれていた市民が参加する戦没者らの追悼行進「不滅の連隊」を7月26日に実施する考えも示した。同日は「海軍の日」にあたり、海軍基地でパレードを開くことも指示した。

政権は当初、5月9日の戦勝記念式典に安倍晋三首相ら外国首脳を招き、盛大に祝う予定だった。プーチン氏は各国首脳を改めて招くかは言及しなかった。新型コロナの収束後には、4月22日から延期された同氏の再選を可能にする憲法改正法案の全国投票も予定する。政権は全国投票についても、国民の支持を集めやすいタイミングでの実施を探るとみられる。

ロシアの新型コロナの感染者数は26日までに約36万人、死者は約3800人。増加のペースは5月上旬に比べて鈍っているが、1日の新規感染者数は9千人弱となお多い状況が続いている。

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