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タイ、非常事態宣言を6月末まで再延長

【バンコク=岸本まりみ】タイ政府は26日、5月末を期限としていた非常事態宣言を6月末まで延長すると発表した。足元では新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者は1ケタ台に減っており、経済活動も段階的に再開している。市民からはプラユット首相が非常事態宣言を権限強化に利用しているとの批判も高まるが「公衆衛生上の理由」として延長を決めた。

タイは3月26日に非常事態宣言を発令した。延長はこれで2度目。当初は4月末までの予定だったが、4月28日に夜間の外出禁止などを含む活動制限を5月末まで延長していた。

軍出身のプラユット首相は非常事態宣言にあわせ、自身をトップとする新型コロナの対策本部を設けた。首相の判断で省庁の枠を超えて迅速に対策を打てる体制を整えた一方、デマによる混乱を避けるためとして「フェイクニュース」の取り締まりなども強化し、言論弾圧への警戒感が高まっている。26日に記者会見したナルモン報道官は延長について「政治的な理由ではない」と強調した。

26日に確認されたタイの新規感染者は3人。25日に緊急事態宣言が全面解除された日本を下回る水準が続いている。

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