富士フイルム、米メルクと提携 がん治療薬併用で治験

2020/5/26 17:53
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富士フイルムホールディングスは26日、米製薬大手のメルクと提携したと発表した。両社のがん治療薬を併用し、進行性の固形がんに効果があるかを確かめる臨床試験(治験)を米国で実施する。

富士フイルムは薬剤の有効成分を効率的に患部に届け、薬効を高めることができると期待される「リポソーム製剤」の技術を持つ。細胞膜などの構成成分であるリン脂質などをカプセル状にした微粒子の中に薬剤を内包する仕組みだ。すでに抗がん剤「ゲムシタビン」を内包した薬を開発し、米国で治験を進めている。

25日にメルクと治験実施に関する契約を締結し、がん免疫薬「キイトルーダ」の提供を受ける。2020年度中にゲムシタビンを内包したリポソーム製剤とキイトルーダを併用する治験を始め、安全性や有効性などを確認する。早期の製品化を目指す。

マウスを使った実験では、がん免疫薬との併用で生存期間が延びることが確認されているという。

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