中南米の航空最大手ラタム、米裁判所に破産法申請

2020/5/26 17:11
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【サンパウロ=外山尚之】チリに本社を置く中南米航空最大手のLATAM(ラタム)航空グループは26日、ニューヨークの連邦破産裁判所に連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で中南米の国際線は壊滅状態となっており、域内2位のコロンビアのアビアンカホールディングスも10日に破産申請している。

ラタムはチリやペルーなどの子会社とともに申請し、債務再編を行った上で再建を目指す。ロベルト・アルボ最高経営責任者(CEO)は声明で「新型コロナは航空産業を変えた」として、株主らに理解を求めた。中南米では多くの国が国境を封鎖し、ラタムの収益源である国際線の需要が激減していた。

今後、オーナー一家やグループの10%の株式を保有するカタール航空から9億ドル(約970億円)のつなぎ融資を受ける。並行して、チリやブラジル、コロンビア政府などへ支援を求めるとしている。現在も手元資金は13億ドルあり、法的手続きに入った後でも事業を継続できるとしている。

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