GMO、「週1~3日在宅」を制度化
GMOインターネットグループは今後の社員の働き方について、週1~3日の在宅勤務を義務づけると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い1月下旬から原則在宅勤務に移行していたが、在宅でも業務上の支障が少なく企業の成長も可能と判断し、制度として取り入れた。
新たな働き方「テレワーク制度」を、6月上旬からグループ各社で始める。企業やチームごとに出社日を定めるなどして週1日以上は在宅勤務を継続する。従来は毎日出社する必要があった。働き方の変更に伴い、社員の座席を固定しないフリーアドレス制を始める。
出社した際も接触の機会を減らすため、社員の「行動様式」を定めたガイドラインも設けた。会社にいる時は常時マスクを着用。会議の際は向かい合う位置を避け、デスクも1席ごとに間隔を空ける。エレベーターでは一度に乗る人数に上限を設け、オフィスには体温を測るサーモグラフィーや空気清浄機を常設する。
GMOは新型コロナの国内感染者が出始めた1月27日、いち早く全社で在宅勤務に移行した。4カ月弱の在宅勤務で、業務に大きな支障はなかったものの、社員からは「営業職は対面でのコミュニケーションが必要」「社員同士でも対面の会話が役立つ」といった声があがったという。(伴正春)
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