首相、黒川氏の処分に官邸関与せず

2020/5/26 0:30
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安倍晋三首相は25日の記者会見で、辞職した黒川弘務前東京高検検事長の処分決定に首相官邸が関与したとの指摘を否定した。「検事総長も訓告が相当だと判断して処分した」と述べた。

黒川氏の定年延長に関し「人事案を最終的に内閣として認めた責任は私にある。批判を真摯に受け止めながら職責を果たしたい」と説明した。

森雅子法相は同日の参院決算委員会で、黒川氏を訓告処分とした経緯を「内閣と協議したうえで、検事総長に訓告が相当と伝えた」と語った。「先例を参考にして処分を決めた。必要な調査は行った」とも話し、再調査に慎重な考えを示した。

首相は22日の衆院厚生労働委員会で「検事総長が事案の内容など諸般の事情を考慮して適正に処分を行った」と語った。森氏は首相答弁と食い違うとの指摘に「矛盾はない。処分の主体は検事総長で法務省として意見を申し上げた」と理解を求めた。

菅義偉官房長官は処分内容への関与を否定した。決算委で「法務省と検事総長で訓告と決定した。その報告を受けた」と述べた。

立憲民主党など野党4党は25日、黒川氏への訓告処分を巡って政府を追及する方針で一致した。

立民の安住淳国対委員長は記者団に「首相が虚偽答弁をした疑いが極めて強い」と指摘した。衆院予算委員会で質疑をすべきだと主張した。

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