/

H2O「国内消費、年末に回復へ」 訪日客は1年以上

阪急うめだ本店は今週末から土日の営業を再開(21日、大阪市)

エイチ・ツー・オーリテイリングの荒木直也社長は、25日の決算説明会で「国内需要は年内いっぱいかけて、緩やかに回復する」と話し、2020年末には回復するとの見通しを示した。ここ数年の業績を押し上げてきたインバウンド(訪日外国人客)の戻りには時間がかかる。百貨店事業は厳しい状況が続きそうだ。

緊急事態宣言の全面解除を受けて、阪急うめだ本店(大阪市)など都心部の店舗も今週末から土日の営業を再開する。荒木社長は足元の状況について「命を守る段階から、ようやく暮らしを取り戻す段階にさしかかっている」と話した。すでに平日は21日から全館で営業しているが、「新型コロナ前の水準の人出は戻ってきてない」(広報)という。

25日発表した20年3月期の連結最終損益は131億円の赤字だった。07年のH2Oリテイリング発足後、初の赤字となった。百貨店事業の売上高は前の期比4%減の4732億円だった。19年10月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動減、暖冬による冬物衣類の苦戦に加えて、新型コロナが打撃となった。

4月も阪急うめだ本店の売上高は前年同月比86%減、阪神梅田本店は81%減だった。食料品売り場のみの営業を行うなどし、売り上げが急減した。インバウンド需要もほぼ消失した。阪急うめだ本店は9割以上減った。荒木社長は「インバウンドは向こう1年は回復は難しい」との見通しを示した。

21年3月期の業績予想については「未定」とした。荒木社長は百貨店事業について「オンライン(ECサイト)とオフライン(店頭)を融合した販売スタイルを強化してきたい」という。今後の需要の獲得に向けた新たな取り組みにも注目が集まる。

新型肺炎

すべての記事が読み放題
まずは無料体験(初回1カ月)

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン