富士通、異なるブロックチェーンでの取引実験に成功

2020/5/25 19:40
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富士通は25日、野村ホールディングスなどが出資する「BOOSTRY」(東京・千代田)と共同で、異なるブロックチェーン(分散型台帳)上で管理する有価証券などのデジタルアセットの取引や決済を可能にする実証実験に成功したと発表した。今後、デジタル化された金融商品の普及が想定されることから、異なる基盤間の取引をつなぐ新たなサービスとして、2020年度下期の導入を目指す。

3~4月にかけて、BOOSTRYが提供するプラットフォーム「ibet」と、富士通の異なる基盤同士をつなぐ独自技術を活用して実験を実施した。別システムで構築された基盤間でも、安全で円滑な権利の移転や決済が可能になることが実証されたという。

ブロックチェーン技術を活用した株式や有価証券といったデジタルアセットの利用拡大が見込まれるなか、各事業者が独自の仕組みを採用し、利便性や相互取引が難しくなることが懸念されていた。

富士通などは今後、複数の基盤同士でもスムーズな取引や決済が可能になるプラットフォームを構築。農業や不動産、エンターテインメントといった幅広い分野での導入を目指し、新たな金融システムとしての浸透を図る。(水口二季)

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