外食の4月売上高39.6%減 過去最大の減少

2020/5/25 16:13
保存
共有
印刷
その他

日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した4月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比39.6%減と2カ月連続で前年実績を下回った。減少幅は現在の調査形式となった1994年1月以降で最大の落ち込みで、3月の減少幅(17.3%減)を大幅に上回った。政府による緊急事態宣言の影響で、外食の全業態で売り上げが落ち込んだことが響いた。

業態別で最も減少幅が大きかったのはパブ・居酒屋で前年同月比91.4%減少した。自治体が深夜営業の自粛を求め、飲食チェーンの多くが臨時休業に踏み切ったことが響いた。カフェなどの喫茶業態は商業施設に加え、オフィス街にある店舗の多くが休業したため72.4%減った。

一方、宅配やテークアウトの需要に対応する基盤が整っていたファストフードは15.6%減と持ちこたえ、最も小さい下げ幅となった。特にドライブスルーを備える「洋風」業態は持ち帰り需要が追い風となり、前年同月比2.8%増と前年を上回った。

ファミリーレストランでも宅配を強化する動きがあったが、売り上げ全体をカバーできず59.1%減となった。

5月の売り上げについては「多くの地域で緊急事態宣言が続いたため、4月と同じ傾向」(日本フードサービス協会)とみている。飲食店は感染予防の一環で席数を減らすなどの取り組みを実施しており、「コロナが収束しても客数や売り上げがすぐに回復するとは考えにくい」(同)という。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]