ファミマ、787店舗が時短営業 6月1日から
ファミリーマートは25日、フランチャイズチェーン(FC)加盟店の787店舗が6月1日から営業時間を短縮すると発表した。24時間営業している約1万5000のFC加盟店のうち約5%が正式に時短営業に切り替える。ファミマは今後も時短営業の希望を募る。
直営店と駅や商業施設内などの店舗を除いた1万4600店舗を対象に、2020年3月から時短営業の申し込みを受け付けていた。24時間営業をやめる理由は「人手不足」が約58%で最も多く、「夜間の客数の少なさ」が約19%だった。
787店舗のうち、毎日時短営業とするのは514店舗、日曜日だけの時短営業は273店舗だった。午後11時から翌日午前7時の間、各加盟店が閉店時間を30分単位で設定する。24時間営業を続ける店舗に支給する支援金月額12万円は、日曜日だけ時短営業をする店舗にも日割りで支給する。
曜日ごとの営業時間の変更は、地域ごとの店舗配送に支障が生じるため認めない。年末年始など特定の時期に限った時短営業は「未定」としている。
人手不足を背景にコンビニの24時間営業の継続は難しくなっている。ファミマは20年3月にFC契約を改定し、24時間営業を続けるかどうかを加盟店の判断で決められるようにした。