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騒音トラブル、通報3割増 在宅疲れか

新型コロナウイルス感染拡大で在宅時間が増える中、近隣住人との騒音トラブルが相次いでいる。3、4月に警視庁が受理した騒音に関する110番は昨年比で3割近く増えた。専門家は初期段階から第三者を交えて関係改善を目指す努力が必要と指摘している。

隣人との騒音トラブルから殺人事件に発展した現場のアパート(15日、東京都足立区)=共同

「出てこい」。5月4日夜、東京都足立区のアパートでドアをたたく音が響き渡った。妻子を連れて両親宅を訪れていた建築業の男性(38)がドアを開けると、包丁を持った隣人の男に刺され間もなく死亡した。

警視庁が殺人未遂容疑で逮捕した隣人の男(60)は「子どもの足音や声がうるさく、我慢の限界だった」と説明。翌5日深夜には江戸川区のアパートで、男(80)が隣室の男性(62)を包丁で切り付け、「物音がうるさかった」と供述した。

都内で騒音関連の110番は3、4月で計2万4245件に上り、昨年同期(1万8864件)と比べ28.5%増加。「外出自粛せずに公園で子どもが遊んだり人が集まったりしている」など不安や在宅疲れのストレスを反映したような内容も目立ち、警視庁幹部は「普段気にしないことに敏感になる人もいるのでは」とみる。

騒音問題は近年、暮らしに密着したトラブルになっている。国の公害等調整委員会に寄せられた苦情のうち、騒音は大気汚染や悪臭を抑え2014年度から5年連続で最多。18年度は1万5665件で全体の32.9%を占めた。

「騒音問題総合研究所」(青森県八戸市)の代表で八戸工業大の橋本典久名誉教授によると、騒音トラブルの特徴は当事者双方が被害者意識を抱く点にある。橋本名誉教授は「中立の立場で話を聞く専門機関など、第三者の介在が早い段階から必要」と指摘している。〔共同〕

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