北朝鮮「核抑止力を強化」 金正恩氏、党軍事委で指導

2020/5/24 14:20
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朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議に出席する金正恩党委員長=朝鮮中央通信・共同

朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議に出席する金正恩党委員長=朝鮮中央通信・共同

【ソウル=細川幸太郎】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議が開かれたと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)委員長の指導のもとで「核戦争抑止力をさらに強化し、戦略武力を高度の臨戦状態で運営するための新方針」が提示された。新型コロナウイルスの影響もあり対米交渉が膠着する中で核ミサイル開発に注力する意思を改めて示した。

同会議では「敵対勢力の軍事的脅威をけん制できるように軍事技術をさらに飛躍させるための重要な軍事的対策が検討された」としている。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)や大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの開発を進める可能性もある。

韓国の情報機関、国家情報院は北朝鮮がSLBM搭載型の新型潜水艦を近く進水させる準備を進めていると韓国国会に報告している。金正恩氏は2019年末に「新たな戦略兵器」の開発を予告しており、日米韓当局が警戒を強めている。

朝鮮人民軍の組織改正や人事についても議論した。「砲兵の火力打撃能力を決定的に高める重大な措置」として新部隊の編成について言及したほか、核・ミサイル開発を主導してきた軍幹部を昇格させたという。

党中央軍事委拡大会議の開催日は報じられていない。金正恩氏の動静が伝えられたのは、5月2日の工場視察報道以来で約3週間ぶり。感染症の影響で首都平壌を離れているとの見方もあった。

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