中国で新規感染者ゼロ 1月以降で初めて

中国・台湾
医療・健康
2020/5/23 23:10
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中国・武漢市内でマスクやゴーグルをした市民(23日、共同)

中国・武漢市内でマスクやゴーグルをした市民(23日、共同)

【大連=渡辺伸】中国の衛生当局は23日、新型コロナウイルスで中国本土の新たな感染者が22日は0人だったと発表した。新規感染者が出なかったのは全国集計の発表を始めた1月21日以降で初めてだ。中国政府による厳しい入国制限などの成果が出た形だが、当局は感染の第2波への警戒感をなお緩めていない。

累計の感染者数は8万2971人、死者数は4634人。ただし新規や累計の感染者に含まれていない無症状の感染者は22日、28人が新たに確認された。そのうち25人は湖北省武漢市だった。

全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で李克強(リー・クォーチャン)首相は22日、「感染症対策は大きな戦略的成果を収めた」と強調。一方で「なお終息していない」と警戒感も示した。

中国での新規感染者は2月中旬まで毎日数千人のペースで増えたが、3月中旬以降は数十人に減った。5月は数人程度の日も多く続いていた。最初に感染が広がった武漢市での都市封鎖のほか、海外から入国した人の全員検査などが効果を生んだとみられる。

課題は無症状の感染者だ。武漢市を中心に中国本土で毎日10人以上が今も新たに見つかっている。武漢では5月9~10日、約5週間ぶりに6人の新規感染者が発生し、そのうち5人がもともと無症状感染者だ。このため市当局は約1100万人の全市民を目標にしたPCR検査を進めている。

海外から訪問する人の感染もなお課題だ。4~5月、東北部の黒竜江省や吉林省はロシアから訪れた人で感染者がじわり増えた。吉林市などは人の出入りを厳しく監視する措置を敷いている。

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