「上を向いて」と村上春樹さん ラジオ特番で

2020/5/23 8:40
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ラジオ番組の収録を行った村上春樹さんの自宅書斎。右端の手は村上さん(TOKYO FM提供)=共同

ラジオ番組の収録を行った村上春樹さんの自宅書斎。右端の手は村上さん(TOKYO FM提供)=共同

作家の村上春樹さん(71)がディスクジョッキー(DJ)を務めるラジオの特別番組「村上RADIO(レディオ) ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽」が22日夜、TOKYO FMなど全国38局で放送された。新型コロナウイルス危機で困難を抱えた人々に「しっかり上を向いて歩いていきましょう」とエールを送った。

村上さんは冒頭「もやもやとたまっているコロナ関連の憂鬱な気分を、音楽の力で少しでも吹き飛ばしたいですね」とあいさつ。自身が落ち込んだ時に好んで聞くという「雨にぬれても」や「ヒア・カムズ・ザ・サン」などを選曲した。

番組終盤では、コロナとの戦いを戦争に例えるのは正しくないと強調。「善と悪、敵と味方の対立ではなく、どれだけ知恵を絞り、助け合えるかという試練の場。殺し合う力の戦いではなく、生かし合う知恵の戦い。敵意や憎しみは不要なもの」と述べ、さらに愛の重要性を訴えた。

番組は村上さんが「こんな厳しい時節だから、もしできれば"明日をあかるく迎えるための歌"を集めた番組ができればと思う」と発案。自宅の書斎に「ステイ」し、愛用のレコードプレーヤーなどを使って収録した。

〔共同〕

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