食肉大手タイソン 米南部の工場、4人に1人がコロナ感染

2020/5/23 4:13
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【シカゴ=野毛洋子】米食肉大手タイソン・フーズは、米南部ノースカロライナ州の食肉工場で新型コロナウイルスの感染検査をしたところ、4人に1人が陽性だったと発表した。従業員同士が近距離で作業する食肉加工工場では集団感染が起きやすく、全米で工場閉鎖が相次いだ。

米タイソンの食肉工場(カンザス州)=AP

同州の鶏肉加工工場で働く従業員2244人を対象に検査したところ、570人が感染していた。検査の多くは5月上旬に実施。陽性反応が出た従業員は有給休暇に入り、米疾病対策センター(CDC)などの基準をクリアした後に再び働けるようにする。

感染した従業員の多くは熱やせきなどの症状がなかったという。地元紙によると、この工場は5月に入り一時閉鎖した後、再開したという。米国では食肉工場の閉鎖が相次いだが、供給不足を懸念したトランプ米大統領は4月末に工場の稼働継続を命じる大統領令に署名した。

食肉工場の感染状況を調べるサイトによると、5月21日時点で全米32州の193工場で約1万5800人の感染者が出た。うち少なくとも63人は死亡した。米国の食肉工場の多くは農村部に位置する。集団感染が地域住民に与える影響が問題視されている。

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