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トランプ氏服用の抗マラリア薬で死亡リスク大 英医学誌

【ニューヨーク=宮本岳則】英医学誌ランセットは22日、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染予防のために服用していた抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、患者の死亡リスクを高めるとの研究報告書を公表した。トランプ氏は臨床試験(治験)の段階にもかかわらず、この薬の効用を国民にもアピールしてきた経緯があるだけに、波紋が広がりそうだ。

研究は新型コロナへの感染で入院中の患者、約9万6千人のデータを基に実施された。抗マラリア薬の「ヒドロキシクロロキン」、または「クロロキン」を投与した患者と、服用しなかった患者を比較した。コロナ治療に抗マラリア薬を使った患者は死亡率が高くなったという。ランセットは薬の有効性と安全性が臨床試験で確認されるまでは、利用を控えるべきだと主張した。

ヒドロキシクロロキンを巡っては、トランプ氏が18日、毎日服用していると明らかにしたことで、物議を醸していた。毎日受けるコロナの検査では陰性の結果が出ているものの、予防で服用していた。米食品医薬品局(FDA)は4月下旬、ヒドロキシクロロキンは「心臓に深刻な副作用を及ぼすリスクがある」と警告していただけに、政権内の医療専門家も安易な使用を控えるよう警鐘を鳴らしてきた。

ヒドロキシクロロキンは抗マラリア薬として米当局が承認済みだが、新型コロナには有効性や安全性が確認されておらず承認されていない。民主党の大統領選候補に決まったバイデン前副大統領も、専門家の声を無視するトランプ氏の言動について「無責任だ」と批判した。トランプ氏は20日、服用をやめると表明した。

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