森林消失、日本国土の5倍 過去30年間、国連報告

2020/5/22 23:02
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【ジュネーブ=共同】国連食糧農業機関(FAO)と国連環境計画(UNEP)は22日、1990年からの30年間で、世界全体で178万平方キロの森林が失われたとする報告書を発表した。日本の国土面積の約4.7倍に相当する。

オーストラリア南東部で火災により被害を受けた車(1月)=ゲッティ・共同

森林は陸地の31%を占める。消失するペースは90年代は年7万8千平方キロだったのが、2010年代には年4万7千平方キロにまで鈍化したものの、動物の生息地として貴重な森林を大規模に再生する取り組みを強化するよう、各国に求めた。

森林の18%は国立公園などの保護区となっている。生物多様性を維持する観点からも、特に保護が求められる地域として、日本の南西諸島などを例示した。

森林面積は、地域別ではアジアと欧州では増えているが、南米とアフリカでの減少幅が圧倒的に大きく、世界全体では大規模な消失につながっている。農地への転用や木材伐採、山火事の影響も大きい。00~10年には、熱帯雨林の消失の40%が牧場や大豆畑など商業目的の大規模農業開発によるもので、33%は地元住民による開墾だった。

世界の森林の半数以上はロシア(20%)ブラジル(12%)カナダ(9%)米国(8%)中国(5%)の5カ国に集中している。

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