アルゼンチン債務交渉、延長合意 債権者団が容認

金融機関
中南米
2020/5/22 22:52
保存
共有
印刷
その他

アルゼンチン大統領府(21日、ブエノスアイレス)=AP

アルゼンチン大統領府(21日、ブエノスアイレス)=AP

【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンの債務問題を巡り、米ブラックロックやフィデリティなどで構成する債権者団は22日、アルゼンチン政府の求める債務再編交渉の延長を認める声明を発表した。一方で、同国政府が求める債務減免幅や支払い猶予期間は「正当化できない」と強調。過剰な要求を見直すよう求めた。

声明を発表したのは「アドホック債権者グループ」。米欧の機関投資家が名を連ね、合計で167億ドル(約1兆8千億円)分のアルゼンチン国債を保有している。同国政府はすでに、22日が支払期限である5億ドル規模の国債の利払いを行わない方針を示している。そのうえで、債務の減免や支払い猶予を要求。その交渉を6月2日まで延長するよう求めていた。

アドホックは声明で交渉延長を歓迎した。一方で、アルゼンチン側が要求を現実的な水準まで引き下げるべきだとの考えも示した。地元経済紙クロニスタによると、アドホック以外の債権者団も交渉期間の延長に合意している。実際にデフォルトしても、2001年のデフォルト後のような法廷闘争は当面は避けられる見通しだという。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]