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パキスタンで旅客機墜落 97人死亡、住宅にも被害

(更新)

【イスラマバード=共同】パキスタン南部シンド州の州都カラチの住宅街に22日、パキスタン航空(PIA)の旅客機が墜落した。軍報道官などによると、墜落現場から少なくとも97人の遺体が見つかり、身元確認が進められている。現地の日本大使館によると、日本人乗客がいたとの情報はない。

旅客機はエアバスA320で、PIAや航空当局によると22日午後、乗客乗員99人を乗せ東部ラホールからカラチに向かっていた。PIA幹部は同日の記者会見で、空港に着陸を試みたがすぐに高度を上げて旋回し、再着陸しようとした際に墜落したと明らかにした。

現場の住民の多くも負傷して病院に搬送された。生存した搭乗男性の1人は民放ジオ・テレビの取材に「(最初の着陸で)滑走路に触れたのを感じたが、すぐに高度が上がった。2度目の着陸アナウンスがあった2、3分後に墜落した」と証言した。

機長は墜落直前「エンジンが停止した」と伝え、管制官は緊急着陸ができると呼び掛けた。その後、機長は救難信号を意味する「メーデー」を連呼して通信が途絶えたという。

墜落現場はカラチの空港近くにある住宅街で、複数の住宅に被害が出た。黒煙が立ち上り、大勢の人が見守る中、消防車や救急車が急行。建物は黒焦げになって損壊し、がれきが散乱していた。消防や軍部隊などが救出、消火活動を続けた。

航空当局は新型コロナウイルスの感染防止策として国内線の運航を3月に停止したが、今月16日から一部路線の運航を再開していた。

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