6/4 10:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,784.15 +170.39
日経平均先物(円)
大取,20/06月 ※
22,790 +60

[PR]

業績ニュース

コロワイドの20年3月期、最終赤字最大 居酒屋閉鎖で

企業決算
小売り・外食
2020/5/22 22:30
保存
共有
印刷
その他

コロワイドが22日発表した2020年3月期の連結決算(国際会計基準)の最終損益は64億円の赤字(前の期は6億3200万円の黒字)と過去最大の赤字を記録した。「北海道」を含む居酒屋業態を中心に、全直営店の1割強にあたる196店を20年中に閉鎖することを決め、減損損失が膨らんだ。

計上した減損損失は106億円(前の期は48億円)だった。新型コロナウイルスの影響を受け、今後もテレワークの普及などで収益改善は見込めないと判断した。「楽観視せず、より一層厳しめに計上した」(澄川浩太取締役)と話す。

売上高は4%減の2353億円と従来予想から226億円下振れた。このうち新型コロナの影響は68億円とした。もともと宴会需要が低迷していたところに、新型コロナがおそった。焼肉店「牛角」と「かっぱ寿司」も苦戦した。本業のもうけにあたる事業利益は34%減の56億円だった。

20年末までに196店を閉店する。赤字が縮小し、21年3月期の事業利益を33億円押し上げるとしている。約440億円の借入枠も確保して、財務の健全性を維持する。21年3月期通期の業績見通しは未定としたが、年間配当予想は前期と同じ5円を維持する。

新型コロナの影響は外食産業の収益環境を深刻にしている。22日までに出そろった大手18社の20年1~3月期の最終損益の合計は19四半期ぶりに赤字に転落した。15社が赤字、または前年同期比減益で、10社が減収だった。減収だった企業はすかいらーくホールディングスロイヤルホールディングスなど。しゃぶしゃぶ店やファミレスなど家族で楽しむ業態で客足が遠のいた。

増収だった企業は持ち帰り比率が高い業態だ。モスフードサービスなどファストフード業態5社の売り上げシェアは19年1~3月から1.5ポイント上昇した。王将フードサービスも持ち帰りが好調で会社も増収増益を維持した。

4月以降、その差はさらに開いている。王将フードが持ち帰りを増やして22%減にとどまる一方、ロイヤルホストは58%減だった。苦戦が続くロイヤルHDは70店の閉店、すかいらーくは本部人員の削減など固定費を抑え、手元資金の確保に急ぐ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム