土偶と埴輪、かわいさ発掘 札幌の女性ら「ドニワ部」

2020/5/22 12:37
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土偶と埴輪(はにわ)が好きな札幌市の女性たちが、2つをもじってサークル「ドニワ部」を結成し、オリジナルグッズを作ったり、遺跡巡りなどで魅力を発信したりしている。北海道は青森、岩手、秋田の3県と「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を目指しており、ドニワ部は土偶や埴輪の「かわいさ」に着目してアピールを続ける。

「ドニワ部」のオリジナルグッズを紹介する種田梓さん(札幌市)=共同

「土偶も埴輪も作り手の個性が出ていて表情豊か。当時の生活の想像をかき立てられる」と話すのは代表で、札幌市のカフェ経営の種田梓さん(43)。部の結成はハンドメード雑貨の作家の友人らとの雑談で「土偶や埴輪はかわいい」と話題になったのがきっかけだ。

種田さんは博物館や郷土資料館を訪れるのが好きだが、訪れてもほしいグッズが見当たらず、かわいいものを自ら作ろうと思っていたこともあって、2015年に仲間と部を設立した。ウェブデザインの仕事の経験を生かし、出土場所や年代、特徴を学びながら、埴輪のイラストを描いた缶バッジやトートバッグ、土偶の目の部分を模したユニークな眼鏡などを開発してきた。

特別な歴史知識がなくても、年会費千円を払えば誰もが部員になれる。4人でスタートした部はいまや150人以上になり、関東や関西、台湾からの参加者もいる。

取り組みを知った道内の学芸員らから声がかかり、郷土資料館でイベントを開催。19年4月にオープンした北海道伊達市の博物館「だて歴史文化ミュージアム」では、グッズが販売された。また、大阪の百貨店などのイベントにも出展した。

種田さんは「多くの人に地域の歴史を楽しみながら知ってもらう活動にしたい」と話している。

〔共同〕

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