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J1神戸・田中ら医療現場支援 マスク販売、収益寄付

2020/5/23 3:00
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関西のプロスポーツ選手が新型コロナウイルス患者の治療を担う医療関係者を支援する活動を始めた。サッカーJ1神戸の元日本代表FW田中順也は自らマスクを販売し、収益を医療関係者に寄付。プロ野球阪神のエース西勇輝も医療用マスク4万枚を大阪と兵庫の医療機関に寄贈した。両選手はオンライン取材で、こうした活動に取り組む背景や胸の内を語った。

神戸の田中はマスク販売の収益を医療関係者に寄付する

神戸の田中はマスク販売の収益を医療関係者に寄付する

神戸の田中は2019年に立ち上げたファッションブランドの布製マスクの販売を始めた。収益を神戸市を通じ医療関係者に寄付する。「プレーをお見せできないので、(別の形で)社会貢献したいと思った」。医療の仕事に携わる知人から現場の過酷な状況を直接聞き、「家族にも会えずに昼夜働いているのに、補償の面が不足しているという。(収益を)そういう方々に使っていただきたい」と説明。自身が行動を起こすことで「(同じような活動をする)サッカー選手が増えてほしいという思いもある」とも語った。

マスクの販売価格は3枚セットで2千円(税別)。菌が付着しにくい素材を使い、50回洗濯しても効果が持続するという。自身のファッションブランド「CEUEU(セウエウ)」のホームページ上で5月上旬に第1弾の販売を開始し、即日完売した。今後も活動を続ける方針で、「色々な方の力を集め、それを責任を持って(医療従事者に)届けたい」。

■阪神・西も医療用マスク寄贈

阪神の西も、知人の医療関係者から夜間に4人に1人がマスクなしで勤務していることを聞き、医療機関への医療用マスクの寄贈を決意。「自分たちは目立つ職業なので、誰か一人がやれば気づきに変わる。これからもこういう活動を続けられる選手でありたい」と話した。

両選手は「今は応援することしかできない」と、医療現場にかかっている負荷を少しでも減らすべく動いた。スポーツ再開後はコロナでダメージを負った社会にプレーで灯をともすことが使命になりそうだ。

田中は柏時代の11年、東日本大震災によるリーグ中断中の合宿でチームメートだった酒井宏樹(現マルセイユ)が急成長したことを挙げ、「(この時間を有効に使って)神戸の若手にも伸びてほしい」と期待。再開後はこうした若い力と一丸になって「ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)とJリーグの優勝を強く意識する」と語った。阪神の矢野燿大監督から開幕投手に指名されている西も「開幕投手の責任がある。いつ開幕してもいいよう準備することしか頭にない」と、本業で明るい話題を提供できる日が来ることを心待ちにしている。

(田村城)

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