信大発ベンチャー、高機能布マスクを発売
信州大学発ベンチャーのナフィアス(長野県上田市)は、機能性布マスクを開発し販売を始めた。布地に高い微粒子捕集性能をもつフィルターをつけ、ウイルスなどの遮断効果を高めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴いマスクの需要は増加しており、高機能マスクの発売で新規顧客の開拓につなげる。

商品名は「ヌノテクトマスク」。布地は肌触りが良いレーヨン素材を使用。触れるとひんやりする特徴があり、夏場でも使いやすいように仕上げた。フィルターは信大と共同開発したナノファイバー素材「ナフィアス」を活用。髪の毛の400分の1の微細な繊維で、ウイルスを含む微粒子捕集率は99%と高い機能性をもつ。
価格は布マスク2枚とフィルター40枚で6000円。電子商取引(EC)サイトのアマゾンで販売する。フィルターは使い捨てを推奨しており、6月末以降にはフィルター単体の販売も予定している。