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賃上げ2%台、2年連続で伸び鈍化 夏期賞与に懸念も

経団連が21日発表した2020年の春季労使交渉の1次集計結果によると、大手企業の定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ率は2.17%となった。平均引き上げ額は19年比1013円減の7297円だった。7年連続で2%台を維持したものの、伸びは2年連続の鈍化となった。新型コロナウイルスの影響が出尽くしていない段階だが、企業の慎重姿勢が浮かんでいる。

最終集計は7月にまとめる。今回は15業種86社、組合員数63万2千人分の回答を加重平均した。3月上旬に妥結した企業が多く、コロナによる企業活動の減速は限定的だった。それでも日本製鉄など鉄鋼大手はベアゼロとなり、鉄鋼業の賃上げ率は前年より0.47ポイント低い1.3%と勢いが鈍った。自動車は同0.34ポイント低い2.27%となった。

経団連幹部は「賃金に影響が出るとしたら夏と年末の賞与(ボーナス)になる」とみる。賞与は業績連動型やその都度交渉となっている場合、景気の影響を受けやすい。コロナの感染拡大で4月以降に休業や稼働の低下を決めた企業は多い。先行きもなお不透明で、企業の慎重姿勢が一段と強まる恐れもある。

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